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ABテストの成功事例とおすすめツールの紹介!
ABテストは、WebサイトのCV数やクリック率などを向上させるための効果的な手法として、多くの企業で採用されています。
しかし、成功するためには単なる試行錯誤ではなく、計画的なアプローチと適切なツールの選定が必要です。本記事では、ABテストの成功事例を通じて、どのような施策が効果的であったかを具体的に解説するとともに、最適なツールの選び方についてもご紹介します。
弊社のABテストで成功した事例
弊社では、ABテストを試行錯誤繰り返し行った結果、課題を解決した事例が多数あります。その中の一部から記事に載せることができる事例を今回ご紹介いたします。
自社サイトのABテスト事例
自社サイトのファーストビューには、元々『導入相談』と『無料トライアル』のボタンが表示されていました。CTAボタンのクリック率を向上させるにはどうしたらいいのか考えた際、次のような改善案を考えました。
改善案としては『オンライン説明会』というボタン(バナー)をファーストビューに追加します。3つのボタンを比較した際、『導入相談』や『オンライン説明会』はユーザーにとって時間を確保したり、コミュニケーションを取ったりする必要があり、面倒と感じるのではないかと考え、その2つが面倒と感じるため『無料トライアル』が強調されて、クリック率が向上するのではないかと考えました。
上記改善案を実施したところ、CTAボタンのクリック率が3倍上昇しています。
地方の遊戯施設サイトのABテスト事例
地方の遊戯施設のWebサイトでは、CV数の増加を目指してABテストを行いました。従来、このサイトではユーザーが予約をする際、まずLINE登録を行い、LINE公式ページのリンクから予約サイトへ移動する必要がありました。このプロセスを簡素化するため、LINE登録のステップを削除し、直接予約ページに遷移するボタンを設置することに。この変更で、LINE登録の手間を嫌うユーザーが減り、CV数が増加するのではないかという仮説を立てました。
ABテストの結果、予約ページに直接アクセスするボタンのクリック率が大幅に上昇し、テスト期間中の売上も増加。この結果から、予約プロセスの簡略化がUXを向上させ、CV率を高めることに成功しました。
大手ECサイトのABテスト事例
大手ECサイトの改善事例です。このサイトでは、複数の商品を表示するページのテキスト間隔が広く、重要度の低いテキストも大きなフォントサイズで表示されていました。これにより、ページが長くなり、ユーザーが1ページを閲覧する際に疲労を感じる可能性があると仮説を立てました。
そこで、改善策として、テキスト情報をユーザーにとって重要度の高い順に整理し、レイアウトを変更。具体的には、重要な情報を上部に配置し、ページ全体の長さを短縮しました。ABテストを実施した結果、1ページあたりのスクロール率が向上し、コンバージョン数(CV数)も大幅に増加。この結果、情報の優先順位を明確にし、レイアウトを最適化することで、ユーザーの操作性が向上し、CVRが高まる効果が確認できました。
その他のABテスト事例
ABテストは大手企業なども活用している手法です。その事例を一部紹介します。
アメリカ大統領選のABテスト事例
2008年のアメリカ大統領選挙で、オバマ陣営は24パターンでABテストの実験を実際に行いました。このテストにより成約率を1.4倍に向上させて、6000万ドル(約90億円)の寄付金を追加で獲得しました。
オバマ氏の選挙活動では、データ分析の専門家ダン・シロカー氏の助けを借りて、効果的なA/Bテスト戦略を実施したことが成功の要因です。
BingのABテスト事例
Bingでは、リスティング広告の説明文をタイトルに付け加えるというシンプルなアイデアで、年間1億ドル以上の収益増加を達成しました。このアイデアは、エンジニアが「実装コストが低そう」と見つけたもので、他の候補と比べて特に注目されていませんでした。この事例は、アイデアの価値を予測するのが難しいことを示しており、試行錯誤を通じて成果を検証することの重要性を強調しています。
おすすめのABテストツール
上記のようにABテストで成功するためには、ABテストツールが欠かせません。ABテストを手軽に始めることができるおすすめのABテストツールを紹介します。
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ApolloOptimize
APOLLO Optimizeは、WebサイトのCV率やクリック率の向上に効果的なABテストツールです。操作性がGoogleオプティマイズに類似している為、導入後から簡単に使いこなすこともできます。
またカスタマーサクセスが充実しており、ABテストツールの導入からABテストのやり方まで徹底的にサポートしてくれます。このように、APOLLO Optimizeは効果的なサイト改善を支援する優れたツールです。
ミエルカヒートマップ
株式会社Faber Companyが提供するミエルカヒートマップにも、ノーコードでABテストを作成できる新機能が追加されています。ABテストはWebサイトのコンバージョン向上やユーザーエクスペリエンスの最適化に役立つ手法であり、今回のアップデートにより、技術的な知識がなくても簡単にABテストが実施可能です。
これにより、企業は異なるデザインやコンテンツを比較し、最も効果的なものを選択してコンバージョンを最大化することができます。
Ptengine
Ptengineは株式会社Ptmindが提供するアクセス解析ツールで、1つのタグを設置するだけでユーザーの行動データを収集し、分析に基づいた施策の実行と効果検証が可能です。世界184ヶ国で20万以上のユーザーに利用されており、サイト分析を行う「Ptengine Insight」と、ノーコードでサイト最適化を行う「Ptengine Experience」に分かれています。
これにより、訪問者数やページビューなどのトラフィック分析が簡単にでき、最適なWeb接客を提供することでターゲットの関心を引きつけることが期待できます
ABテストの成功事例は他にもあります
弊社では「ApolloOptimize」を活用してユーザーの実際の行動からWebサイトの改善案を考えています。
上記で紹介した以外の事例や弊社のノウハウをご提供させていただくことも可能ですので、ぜひお問い合わせください。