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Googleタグマネージャー(GTM)入門!仕組みと使い方解説
はじめに
デジタルマーケティングの分野で効果的なデータ収集と管理を行うためには、Googleタグマネージャー(GTM)の活用が欠かせません。この記事では、GTMの基本的な仕組みから具体的な使い方までを詳しく解説します。これを読んで、あなたもGTMを使いこなせるようになりましょう。✅Googleタグマネージャー公式はこちら
Googleタグマネージャー(GTM)とは?
GTMは、Googleが提供するタグ管理システムで、ウェブサイトやモバイルアプリにタグ(追跡コードやスクリプト)を簡単に追加・管理するためのツールです。これにより、開発者の手を借りずにマーケティング担当者やデジタルアナリストが柔軟にタグを操作できます。
メリット
- 簡単なタグ管理:コードの知識がなくても、GTMを通じてタグを簡単に追加、編集、削除できます。
- サイトのパフォーマンス向上:タグを一元管理することで、サイトのパフォーマンスが向上します。
- 迅速な変更反映:リアルタイムで変更を即反映できるため、マーケティングキャンペーンのスピーディな展開が可能になります。
GTMの仕組み
GTMの基本的な構造は「コンテナ」、「タグ」、「トリガー」、「バリアブル(変数)」の4つで構成されています。
1. コンテナ
コンテナは、特定のウェブサイトやモバイルアプリ用に作成され、GTMコードを追加することでサイトやアプリに展開します。このコンテナの中にすべてのタグ、トリガー、バリアブルが設定されます。
2. タグ
タグは、コンテナ内で実行されるスクリプトやコードを指します。例として、Googleアナリティクスのトラッキングコードや広告用のコンバージョンタグなどがあります。
3. トリガー
トリガーは、タグが発動する条件を指定するもので、ページビュー、ボタンのクリック、フォーム送信などのイベントに基づきます。
4. バリアブル(変数)
バリアブルは、トリガーやタグに動的な値を供給するために使用されます。例えば、ページのURLやクリックされたボタンのテキストなどがバリアブルとして利用されます。
GTMの使い方
以下のステップに沿って、GTMを使った基本的な設定方法を解説します。
ステップ1: アカウントの作成
- GoogleアカウントでGTMにログインし、新しいアカウントを作成します。
- アカウント名とコンテナ名を入力し、コンテナの設定(ウェブサイト、iOSアプリ、Androidアプリなど)を選択します。
ステップ2: コンテナコードの設置
- 作成したコンテナコードをコピーします。
- ウェブサイトの
<head>
および<body>
タグ内にコードを追加します。
ステップ3: 基本的なタグの追加
- GTMダッシュボードから「新しいタグ」を選択します。
- タグの種類を選択(例:Googleアナリティクス、AdWordsリマーケティングなど)。
- トリガーを設定してタグが発動する条件を指定します。
ステップ4: トリガーの設定
- 新しいトリガーを作成し、トリガーの種類を選択(例:ページビュー、クリック、フォーム送信など)。
- トリガーの詳細な条件を設定します。
ステップ5: バリアブルの設定
- GTM内で利用するバリアブルを設定します。
- 利用可能なバリアブルの一覧から必要なものを選択またはカスタムバリアブルを作成します。
GTMの応用例
1. Googleアナリティクスの設定
- GTMで新しいタグを作成し、タグの種類として「Googleアナリティクス:ユニバーサルアナリティクス」を選択します。
- トラッキングIDを入力し、トリガーを「すべてのページ」に設定します。
2. コンバージョントラッキング
- 新しいタグを作成し、タグの種類として「AdWordsコンバージョントラッキング」を選択します。
- コンバージョンIDとラベルを入力し、対象となるトリガー(例:注文完了ページ)を設定します。
よくある質問(FAQ)
Q1. GTMを使い始めるためにプログラミングの知識は必要ですか?
いいえ。GTMはユーザーフレンドリーなインターフェイスを提供し、基本的なタグ設定においてプログラミングの知識は必要ありません。ただし、カスタムタグや高度な設定を行う場合は、基本的なコーディング知識が役立ちます。
Q2. 複数のウェブサイトで同じGTMアカウントを使えますか?
はい。同じGTMアカウント内で複数のコンテナを作成し、それぞれ異なるウェブサイトやアプリに使用できます。
Q3. GTMには費用がかかりますか?
いいえ。GTMはGoogleアナリティクスと同様に無料で利用できます。
まとめ
Googleタグマネージャー(GTM)は、ウェブサイトやアプリのタグ管理を簡略化し、デジタルマーケティング活動を効率的に行うための強力なツールです。この記事を参考に、基礎から応用までの設定方法を学び、実際にGTMを導入してみてください。データの正確な収集と迅速な対応が可能になることで、マーケティングの成果がより向上するでしょう。
GoogleはGTMの他にも様々な機能を公開しています。以下に記事を掲載しますので、併せてご覧ください。