ONLINE MANUALAPOLLO Optimize オンラインマニュアル

not provided 解明!意味と対策方法~GA4~

Google Analyticsはこちら>※画像クリックでもリンクに飛べます

はじめに

ウェブサイトの運営をより成功させるためには、どのキーワードがユーザーを呼び込んでいるかを把握することが重要です。Google Analyticsを使用してこの情報を取得しようとした際に、頻繁に目にするのが「(not provided)」という不明確なデータです。このままでは、有用なキーワードデータを解析できないため、SEO戦略の効果測定が難しくなります。この記事では、Google Analyticsの「(not provided)」の意味と、それを理解し解決するための具体的な対策方法を解説します。


(not provided) の意味とは?

 

2011年、Googleは検索ユーザーのプライバシー保護を目的に、ログインしたユーザーがGoogle検索を行う際には、キーワードデータを隠すよう変更しました。この結果、Google Analyticsで表示されるキーワードレポートには、多くの「(not provided)」が含まれるようになったのです。これは、HTTPSプロトコルを使用している検索エンジンのページからのトラフィックに対して、キーワードデータが暗号化されているためです。


(not provided) による影響

 

  • キーワード戦略の困難: どのキーワードが最も効果的かを把握することができず、適切なSEO戦略を立てにくくなります。
  • コンテンツ最適化の困難: コンテンツの最適化に必要なデータが不足し、結果としてトラフィックやコンバージョンの最大化が難しくなります。
  • パフォーマンス分析の不足: キーワードごとのパフォーマンスを細かく分析できないため、効果的な改善策を講じるのが難しくなります。

(not provided) を解明するための対策方法

 

「(not provided)」の問題を完全に解消することはできませんが、いくつかの有効な対策を講じることで、影響を最小限に抑えることが可能です。

1. Google Search Consoleの活用

Google Search Consoleを使用することで、Google Analyticsでは取得できないキーワードデータを把握することができます。

  • クエリレポートの活用: Search Consoleのクエリレポートでは、ユーザーが実際に検索したキーワードを確認できます。これにより、どのキーワードがトラフィックをもたらしているかを理解することができます。
  • パフォーマンスレポートの活用: パフォーマンスレポートで、ページごとのクリック数、表示回数、クリック率(CTR)などのデータを取得し、最適なコンテンツの作成に役立てます。

2. ランディングページの分析

Google Analyticsのランディングページレポートを使用することで、ユーザーがどのページを経由してサイトに訪れているかを把握できます。これにより、どのキーワードが間接的にでもトラフィックをもたらしているのかを推定することが可能です。

3. サードパーティツールの利用

他のSEOツール(例:Ahrefs、SEMrush、Moz)を利用することで、SEOパフォーマンスをより詳細に分析することができます。

  • キーワードレポート: これらのツールでは、Google Analyticsでは表示されないキーワードデータを提供します。
  • 競合分析: 競合サイトのキーワード戦略を分析し、自サイトの戦略に活用できます。

4. URLパラメータの活用

キャンペーン用URLパラメータを使用して、各リンクのパフォーマンスをトラッキングする方法もあります。

  • UTMパラメータ: GoogleのUTMパラメータを使用してURLにトラッキング情報を追加し、特定のリンクから来たトラフィックを詳細に分析できます。
  • カスタムパラメータ: 特殊なカスタムパラメータを追加することで、特定のキャンペーンや広告の効果を測定します。

5. リンク解析

内部リンクや外部リンクも「(not provided)」を解消する一助になります。

  • Referralトラフィック: 外部サイトからのリンクを追跡し、どの外部ページがトラフィックをもたらしているのかを分析します。
  • 内部リンク: 良質な内部リンク構造を作成し、ユーザーがどのようにサイト内を移動しているかを把握します。

まとめ

 

Google Analyticsの「(not provided)」問題は、SEO戦略において避けられない課題の一つです。しかし、Google Search Consoleの活用、ランディングページの分析、サードパーティツールの利用、URLパラメータの活用、リンク解析などの方法を駆使することで、適切に対策を講じることが可能です。これらの方法を組み合わせて使用することで、「(not provided)」による影響を最小限に抑え、効果的なSEO戦略を実現しましょう。
当サイトでは、Google Analyticsに関連する記事を多数掲載しております。併せてご覧ください。


今後の展望

 

SEOは常に進化しています。新しいツールや技術が登場するたびに、その活用方法を学び、実務に反映させることが重要です。定期的にSEOの最新情報をキャッチアップし、常に最適な戦略を講じることで、ウェブサイトのトラフィックを最大化できます。オンラインでの成功は、一歩先を行く情報の取得と、それを活用する実行力次第です。

オンラインマニュアル一覧

よく読まれている記事

ABテストでバッジカラーを変更

課題の発見 アテンションヒートマップで、ユーザーが赤いバッジにより多くの関心を持っていることを発見します。黄色の方がデザインとして...

MORE

START IT NOW!

30分で利用開始できます。
まずは無料トライアルを!